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じゃあアタシは、
9.69秒でパインを切り開き
ペロチョとたいらげるわ。
パイン女は豪語した。
どじょうヒゲの貴族は
ニヤニヤと笑い
胸元から懐中時計を取り出した。
「ヤテミテモラーウヨ」
ドンと来いとドンと胸を叩いた
二の腕周り18センチのパイン女は、
油で汚れすぎたエプロンから
愛用の果物ナイフを抜刀し、
準備を整える。
どじょうヒゲの貴族が
破裂音のような
大きな奇声と共に、
そのどじょうヒゲを抜くと、
毛根の塊の替りに
大きなパインが鼻から現われた。
それからのことは
筆舌に尽くせぬ光景なので
何も書けないが。
世界記録が生まれたその場所は、
大量の毛と砕かれた時計が
散らばっていたという、
ホントのようなウソの話。
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